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投資信託の稼ぎ方

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投資信託とは

投資信託とは、個人の投資家が証券会社の専門家に資金を預け、その専門家が投資家に代わって株式や債券などの取引きを行うことです。

投資信託(ファンド)にはいくつもの種類があり、それぞれの運用方針に則り運用されています。例えば、「食品関連の株を買います。」とか「AI関連の株に投資します。」「日経平均株価と連動するように運用します。」といった具合です。そして、投資家は「これからAIが伸びてくるはずだ!」と思えば、AI関連のファンドに投資するわけですね。

アクティブファンドとパッシブ(インデックス)ファンド

投資信託を大きく2種類に分けるとしたら、アクティブファンドパッシブ(インデックス)ファンドに分けることができます。

アクティブファンドはファンドのテーマ(例えば不動産関連を中心に買う、割安と判断された株を中心に買うなど)に沿った運用をして比較的大きな利益を狙う、文字通りアクティブな投資信託です。大きな利益を狙う分、損失も大きくなりやすい傾向があります。

パッシブ(インデックス)ファンドは日経平均やダウ、ナスダック(NASDAQ)などの経済指標と連動した成績を出す運用方針の投資信託です。例えば日経平均のインデックスファンドであれば、日経平均(東証一部に上場している225社の株価の平均値)の値動きと同じになるように取引をするというわけです。また、幅広い銘柄に投資することもあり値動きは比較的パッシブ(消極的)です。

ちなみにアクティブファンドとパッシブ(インデックス)ファンドの運用成績を比較すると、アクティブファンドの8割はインデックスファンドの成績を下回ると言われています。自分が上がると確信したテーマ以外のアクティブファンドは購入しないほうが良いかもしれません。

 

投資信託のメリット

少額から投資できる

最近は100円など少額から始められるサービスが充実してきています。額が大きくなければ損失も少なくなりますので、初心者向けとも言えます。

取引をプロに任せられる

ファンドマネージャーに投資対象の選択や取引を任せられるので、本業があるなど日々値動きを気にして動くことが難しい方向けです。

分散投資ができる

通常複数の投資対象を組み合わせて運用することになるので、簡単に分散投資をすることができます。分散投資のメリットとしては、一つの会社や業界がスキャンダルなどで値が暴落しても大きな影響を受けにくくなるということがあります。株式投資業界のセオリーとして「卵を一つのカゴに盛るな」ということわざがあるくらい、リスクヘッジとしてはよくある手法です。

NISAやiDeCoの対象

年金制度の破たんが現実的になったことを受け、政府が国民に自分で老後の資金を作ってもらうため用意した制度です。

NISAは、通常、株などの利益については約20%の税金がかかるところを対象分に限り全て免除しましょうという制度で、iDeCoも運用のための掛け金を社保険料控除で減税したり、利益を受け取る際にも所得控除にて減税を受けられる制度になっています。

投資信託をする上で使わない手はないので合わせて検討しましょう。

 

投資信託のデメリット

元本の保証なし

投資の専門家と言っても市場の値動きを完全に予想することは不可能です。その結果として損失を出した場合には、資金が減ってしまうことも覚悟しておく必要があります。

手数料がかかる

投資信託には一般的に購入手数料と信託報酬と呼ばれる手数料が発生します。※ノーロードと呼ばれる無料のものあり。購入手数料は購入の際に支払い、信託報酬はファンドや資金の管理費のようなもので、投資信託をしている限りかかり続ける手数料となります。

アクティブファンドは3%以下、インデックスファンドは1%以下の購入手数料と信託報酬がかかることが多いようです。

 

投資信託の選び方

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手数料が安いもの

投資信託でお金を増やしたいのに、手数料の分だけマイナス≒負けている状態からのスタートになるわけですので、手数料は安いもの、できれば無料(ノーロード)のものを選ぶようにしましょう。

成績が良いもの

過去の成績も併せて確認しておくことが大切です。3~5年の長期で優れた成績を出しているものが良いでしょう。

純資産(運用資産)が大きすぎないもの 

あまりにファンドに資金が集まりすぎていると、その資金のうち数%動かすだけでも億単位の規模になることもあり得ます。この場合、流動性の観点などからファンドマネージャーの意図に反して購入できない、しにくいというケースが生まれます。結果、運用の自由度が阻害されかねませんので、純資産が大きすぎるのも考え物です。

テーマ型の投資信託について

「AI」や「ロボット」、「バイオ」など設定されたテーマに関する株式に投資するファンドが人気ですが、手数料の高さやテーマににより投資対象が限定されてしまう点、人気がある時点で既に高値の状態にある可能性が高いなどの理由により、特に中長期での投資には向いていない傾向があります。購入の際はよくよく検討することが大切です。

毎月分配型の投資信託について

こちらもテーマ型と同様に批判が集まりやすいタイプの投信ですが、理由は分配金を支払うために元本を取り崩すファンドが多いことが挙げられます。本来投資に回すはずの元本を取り崩していってしまっては利益を上げにくくなり、複利の効果も受けにくくなり、運用自体が不利になる傾向があります。

しかし、複利を重視しない方や高齢者にとっては向いている投資信託かもしれません。

 

まとめ

投資信託はプロに運用を任せるので安心と言えるかもしれませんが、プロと言えど相場の流れを完全に読むことは難しいでしょう。このことはアクティブファンドの大半がインデックスファンドに勝てていないということにも表れています。

気軽に購入できることが投資信託のメリットではありますが、購入の際は自分で中長期の戦略をしっかり練ることも必要です。