Facebook(フェイスブック)が発行する仮想通貨libra(リブラ)について

フェイスブックが独自の仮想通貨を発行するとのことで、このことに関して近日中に発表があるようです。

特徴

名前はlibra(リブラ)で、運営母体はフェイスブック社がスイス、ジュネーブに設立した会社、Libra Networksとなる。

また、Bloomberg(ブルームバーグ)によると、法定通貨(ドルなど)に価値が連動するステーブルコインという種類の仮想通貨になるとのこと。

主にフェイスブックやインスタグラム内で利用者同士の投げ銭にあたる機能や決済機能を持たせることはもちろん、外部サービスでの利用も視野にい入れたものになることが予想されています。

仮想通貨Libraの信頼性

ウォールストリートジャーナルによると、VISAやマスターカードといったクレジットカード決済会社やウーバー、ペイパルなどの大企業が今回のプロジェクトに出資しているとのことで、このことからもその信頼性や期待度が見て取れます。仮にクレジットカード決済の分野で利用されることになれば、仮想通貨が爆発的に普及するきっかけになりえます。

また、仮想通貨を使用する場合その激しい値動き(ボラティリティ)がしばしば課題として指摘されていましたが、法定通貨に連動するLibraはその課題を克服済みと言えるでしょう。

発行の影響について

ホワイトペーパーの発表は６月１８日で、コインの発行は2020年中を見込んでいるLibraは、発行次第、フェイスブック利用者である２４億人がその経済圏を形成することになる。また外部サービスにて利用されるポテンシャルも秘めている。

そのため、既存のビットコインやアルトコインのシェアをあっさり抜きせる可能性は大いにあると言える。

こういった影響の及び方を見ると、グーグルやアマゾン、アップルが黙ってみているとは思えないのは自分だけでしょうか。

買い方について

現時点で正式に発表されているわけではないのであくまで推測になりますが、アメリカの仮想通貨メディアであるザ・ブロックのリーク情報によると、コインベースがパートナー企業として名を連ねているようです。したがって少なくともコインベースでの取り扱いは間違いないでしょう。また、バイナンスにも上場することが推測されます。

まとめ

証券会社や取引所が独自の仮想通貨を発行することは珍しくありませんでしたが、GAFAの構成企業であるフェイスブック社が仮想通貨を発行するというのは仮想通貨界にとっても大きなインパクトがあったと思います。

その影響力や利用者の多さなどとの相乗効果を考えると、グーグルやアマゾンなどが今後参入してきても全く不思議じゃないなと思ってしまいます。