【アノマリー】タピオカが流行ると株式市場がヤバい?【ジンクス】
皆さんは「タピオカが流行ると不況が来る」というアノマリー(ジンクス)を効いたことがあるでしょうか?
今回はそんなタピオカにまつわる迷信についてまとめてみました。
アノマリーとは
まず、アノマリーの説明から入らせてもらいます。アノマリーとは、関連性を理論的に説明できないが経験則に裏付けされた規則性のことを指します。要は「根拠はよくわかんないけどこういう時は大抵こうなる(ことが多い)。」と言ったものです。
他に有名なものとしてはSell in May(セル イン メイ)、「市場は5月~6月にかけて冷え込むことが多いから5月中に売っておけ」というものがあります。
タピオカの流行と株式市場の相関関係
過去の日本におけるタピオカブームは1992年と2008年に到来していますが、この年はそれぞれバブル景気の崩壊とリーマンショックが起きた年となっています。日経平均のグラフで確認してみましょう。
左の赤のラインが1992年頃、右の青のラインが2008年頃となっています。いかがでしょうか?確かに大幅な下落を記録している年にガッツリ重なっているのが確認できると思います。
ちなみに第一回タピオカブームでは今のように黒いタピオカではなく白いタピオカで、ミルクティーではなくココナッツミルクがブームでした。
その情報いる?
まとめ
いかがだったでしょうか?
因果関係が認められない以上は所詮アノマリーに過ぎません。しかも現状ではたった2回タイミングが重なっただけとも言えます。
しかし、これが3回連続して起こればアノマリーを信じる人が増えたり、信じないまでも無意識に行動に反映されたりするケースがありえるでしょう。すると、あくまで主に人が取引する市場である以上、株式市場にその影響が及ぶことも十分あり得ます。
また、それでなくとも米中貿易摩擦やドイツ銀行破たん問題、東京オリンピック、急伸傾向にあるアメリカ株式市場など、大不況への足場は着実に整いつつあるように思えます。
したがって、(個人的には)現状では債券や金などの安全資産を多めに、リスクはあまり大きく取らない投資をオススメします。いざ不況に突入したら、株を買いあさりましょう。長期投資を前提にすれば、不況=バーゲンセールですので。