錬金ブログ.net

投資と副業で稼ぐためのブログ。

あなたの限度額はいくら?ふるさと納税の寄附上限について

f:id:faust13:20190627010848j:plain

 

お得に節税できるということもあって大人気のふるさと納税。泉佐野市がはっちゃけるなど話題も尽きませんが、皆さんは利用されてますか?

「そもそもふるさと納税って何?」という方は以下の記事からどうぞ

www.renkinblog.net

ふるさと納税は所得税を納税されている人は利用しない手はないほど、節税効果が絶大です。めいっぱい利用するのが最も利益を得られますが、ここで気になるのが寄附の上限です。この個人の税額によって変わる上限額をオーバーすると税金の控除率がどんどん下がっていくので、節税効果も低下してしまいます。

じゃあ、その限度額っていくらなの?

皆さんが気になるところはココだと思います。この記事ではそういった疑問を解決していきます。

 

 

限度額の計算方法

ふるさと納税の上限額を計算する式はあるのですが、複雑かつ聞きなれない専門用語が式の中に含まれたりしていて、計算がとても難しくなっています。

したがって、いきなり他力本願ですが、HP「わが町ふるさと納税」の計算シミュレーションを使います。このシミュレーションは正確&非常にわかりやすいので断然おすすめです。

www.citydo.com

 

基本的な使い方

ページはいたってシンプルです。

f:id:faust13:20190625215517p:plain

 

源泉徴収票が手元にあれば、それを見ながら簡単に計算できるように設計されています。画面のとおり(1)(2)(3)の数字を打ち込み、「限度額計算」のボタンを押すと、即、上限額を(4)の欄に表示してくれます。※ちなみに(1)の欄はテキトーに入力してもちゃんと計算してくれるようです。

勤務先が1か所の人で確定申告などをしない人はこれで計算が済みます。

自営業の人や確定申告書を使う場合

自営業の方は源泉徴収票が発行されませんので、上記のシステムでは計算しにくいです。また、年末調整の対象外の控除を受けている人は通常、確定申告しているはずです。そういった人は源泉徴収票ではなく、確定申告書を使って入力していきます。

では、確定申告書を見ていきましょう。

 

f:id:faust13:20190625221954p:plain

 

今回は、二つある申告書のうち、B様式を例として進めます。 A様式も大枠のつくりは同じなので、A様式を使う場合も落ち着いて見比べましょう。

まず着目してほしいのは④の太枠「所得金額」の一番下にある「合計⑨」の欄です。ここに所得の合計が出ているはずなので、この金額を使用します。

先ほどのサイトに戻ると、

 

f:id:faust13:20190625222808p:plain

 

上の(1)(2)の欄に確定申告書の所得の「合計⑨」を入れます。同じ金額を2回入力して下さい。仮に300万円だったとするとこんな感じです。

 

f:id:faust13:20190625223610p:plain

 

本来なら(1)には収入金額が入るのですが、これでも計算できるのでこれで進めちゃいます。

最後に控除額です。

控除額は確定申告書Bでいうと、

 

f:id:faust13:20190625221954p:plain

 

⑤の太枠「所得から差し引かれる金額」の一番下、「合計㉕」の欄の金額を使います。

仮に100万円だとしましょう。(3)に入力してから「限度額計算」のボタンを押します。すると、

 

f:id:faust13:20190625224206p:plain

 

出ました!実質2,000円の自己負担で寄附できる上限は、(4)の52,000円となります!

 

限度額をオーバーした場合

ふるさと納税は限度額の範囲内の寄附に限り、寄附した金額-2,000円分の税金が住民税(と所得税)から差し引かれる制度です。実質この2,000円分が自己負担額になるわけですね。

しかし、寄附の金額が限度額をオーバーした場合には、超過分に比例して控除額が減っていきます。自己負担が3,000円、5,000円と増えていき、当初の2,000円では済まなくなってきます。このように、限度額を超過した場合に自己負担額がどのくらい増えるのかについても同じサイトのページにて計算できますので、気になる人は計算してみましょう。

 

注意点

ふるさと納税は寄附した年(1/1~12/31)の収入や控除の額をもとに計算される税額によって決まります。したがって、寄附する年の源泉徴収票や確定申告書を元に計算するのが理想的と言えます。

しかし、寄附する時点では対象の年分の源泉徴収票や確定申告書を用意できない場合のほうが多いかと思います。その場合には昨年の源泉徴収票や確定申告書を使いましょう。収入や控除に大きな変化がない場合には参考にできます。

ただしこの場合、昨年と今年の数値が完全に一致する方はごくごく少数かと思います。実際の計算値とは多少のズレが出てくるはずですので、前年の源泉徴収票や収入の見込み額などで算出した数値はあくまで参考としてとらえる必要があります。あまりギリギリを攻めると自己負担額が2,000円では済まなくなりますので要注意です。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

本来の趣旨とはかけ離れた部分で人気になっているふるさと納税ですが、非常にお得な制度なので皆さんの注目度は高いと思います。しかし、ふるさと納税に限らず税金の計算はわかりにくいところが多く、疑問が解消できない人も多いはずです。今回の記事が一人でも多くの方のお役に立てれば幸いです。