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高配当株の買い方

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株式を保有しているだけで配当という名の不労所得を受け取れるので高配当株の人気は根強いものがあります。

不労所得と言えば他にも不動産投資も有名ですが、不動産投資は物件の購入やメンテナンスに幾分の手間がかかります。その点高配当株は完全な不労所得と言えますね。

今回はそんな配当、特に高配当株の買い方にフォーカスしていきたいと思います。

 

 

配当を得るためには株式を購入する必要がありますが、いくつか気をつけなければいけないことがあります。順番に見ていきましょう。

 

計画を立てる

まずは高配当株を購入する目的をハッキリさせましょう。

なぜ高配当株なのか?年間または月に換算していくら欲しいのか、そのためにはいくらくらい資金が必要なのか、いつまでに達成したいのか?などなど。この目標設定によって購入の金額や時期、方法などが変わってきます。

値下がりした時や減配した時の想定をしておく

日々の値動きは株式投資にはつきものです。株価や配当が増え続けてくれればいうことはありませんが、購入した銘柄の株価が暴落したり、業績が振るわず減配することも考えられます。そういった場合に売却するのか、チャンスと見て買い増すのか、それとも何もしないのか。土壇場で決定するのは精神状態が不安定な場合が多いので、購入前にあらかじめ決めておきましょう。

 

PBR(株価純資産倍率)などをチェックする

PBRとはPrice Book-value Ratioの略で1株あたりの純資産の倍率を表す指標です。簡単に言うと、会社の資産に対して株価が高いのか低いのかを表す指標と言えます。

株価は色々な要素に基づいて成り立っているため、PBRだけで割安なのかどうかの判断はできませんが購入の際には参考にしましょう。あくまで目安ですが、理想のPBRは1倍以下です。

また、自己資本比率といういわゆる借金の多少を示す指標もあります。こちらは50%以上が望ましいでしょう。

 

出来れば連続増配銘柄を買う

配当は会社運営の結果として得た利益の一部を株主に分配するものです。したがって、利益がうまく出せないと配当金を減らすこともあり得ます。

高配当に魅力を感じて購入しても、配当金を減らされてしまっては買った意味が無くなってしまいますよね?そういった事態はできるだけ避けたいものですが、具体的にはどうしたら良いか?

株式市場には過去何十年という期間で配当金を増額し続けている銘柄も存在します。日本だと花王が30年程度、アメリカで言うとコカ・コーラマクドナルドが40年、50年といった長期間増配を維持しています。

ここで着目していただきたいのは、増配を維持した期間もそうなのですが、不況を乗り越え増配を続けたという点です。

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1997年のアジア通貨危機、2001年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショックなど不況は何度もありましたが、これらの不況を乗り越えた銘柄であれば、今後のなんとかショックを想定しても安心できそうではないでしょうか?

ちなみに食品や生活必需品は不景気だろうが何だろうが消費されるので不況に強いという性質によるところも大きいでしょう。

また、今まで増配を継続していたからと言って来年も配当を維持しているという保証はありません。気をつけましょう。

 

分散投資をする

高配当株はその魅力から株価下落時の底値が固いとも言われていますが、個別の銘柄に投資する株式投資には変わりがないので、場合によっては株価が暴落することもあり得ます。そういった事態に備えるために、多くの種類の銘柄に投資するようにしましょう。

例えば、配当利回りの良い日産自動車の株ばかり買っていた場合、先日のゴーン氏の去就や営業成績の不振によって一気に値崩れし、損失を負っていたでしょう。

じゃあ、同じ自動車メーカーで高配当銘柄のスバル株を買っておけば良い?

半分正解ですが、充分ではありません。例えば円高になって輸出の利益が圧縮された場合などには、日産だろうがスバルだろうが共通して不利になります。したがって、分散投資をする場合には、分野を限定せず、自動車・食品・金融・IT・不動産など分散して購入するようにしましょう。また、分野だけではなく国も複数に分散できるとベストです。

 

注意点

購入した銘柄の値動きを気にしすぎない

配当を受け取る目的で購入した場合には短期での株価の上下は関係ないはずです。購入した銘柄に倒産や上場廃止が見込まれるような問題が起これば話は別ですが、高配当株は長く保有してこそそのメリットを享受できます。値下がりしたからと言って安易に損切りしないようにしましょう。

海外の高配当銘柄を購入した際の為替リスクや税金には注意

上記のコカ・コーラ、マクドナルドやP&Gなどの米国株からの配当を受ける場合、ドルから円に換算する時点で円高が進んでいると配当が同じ分だけ目減りします。円安になっていれば逆の結果になりますが、円高には気をつけましょう。

また、米国株では配当が発生した際にアメリカでの税金が発生します。また日本で受け取る際にも税金がとられ2重で課税されることになります。これについては外国税額控除という制度もありますので確認してみましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

不労所得を実現できる高配当株は魅力的ですが、高配当株なら何でも良いというものではありません。十分にチェックして購入しましょう。

また、株式の購入には取り扱い銘柄の豊富さや手数料の低さが重要です。おすすめはSBI証券や楽天証券が挙げられます。興味があれば検討してみましょう。

SBI証券[旧イー・トレード証券]